未経験から「建物を彩るプロ」へ。建築塗装の仕事内容とやりがいを徹底解説!

はじめに:ただ色を塗るだけじゃない。建物の“価値”と“寿命”を守る仕事です

「塗装職人」と聞くと、あなたはどんな姿を想像しますか?

刷毛(ハケ)とペンキを持って、ただ壁に色を塗っていく仕事…?もしそう思っていたら、そのイメージは今日、大きく変わるかもしれません。


もちろん、色を塗ることは私たちの仕事の中心です。しかし、私たちの本質は、建物の「デザイナー」であり、「医者」でもあります。


美しい色で建物の魅力を最大限に引き出し、雨や風、紫外線といった過酷な環境から建物を守る“鎧”をまとわせる。それによって、建物の資産価値と寿命、そしてそこに住む人々の暮らしを守る。それが、私たち建築塗装のプロフェッショナルが担う、誇り高い役割なのです。


「建築塗装」って、具体的にどんなことをするの?

建築塗装の仕事は、大きく分けて「外壁塗装」と「内部塗装」の2種類があります。どちらも、私たちの暮らしに欠かせない、非常に重要な仕事です。


外壁塗装:建物を守る「塗膜」という名のコーティング技術

マンションや住宅の外壁に塗料を塗ることで、美観を保つだけでなく、「塗膜(とまく)」と呼ばれる強力な保護フィルムを形成します。この塗膜が、建物を守る“鎧”の正体です。

この塗膜には、単に色をつける以上の、様々な機能があります。


  • 防水効果: 雨水の侵入を防ぎ、建物の構造が傷むのを防ぎます。
  • 遮熱・断熱効果: 夏の厳しい日差しを反射し、室内の温度上昇を抑え、省エネに貢献します。
  • 防カビ・防汚効果: カビや汚れがつきにくくなり、建物の美しさを長期間保ちます。


このように、外壁塗装は建物の寿命を大きく左右する、非常に専門性の高いコーティング技術なのです。


内部塗装:URや市営住宅を蘇らせる、暮らしの空間づくり

塗装の技術は、建物の外側だけでなく、内側でも大活躍します。特に、UR(都市再生機構)や市営住宅などでは、前の入居者が退去した後に、次の人が快適に暮らせるよう、部屋全体をリフォームする修繕工事が行われます。


私たちは、壁や天井、床、ドアなどを美しく塗り替え、まるで新築のように蘇らせます。多くの人々が毎日を過ごす大切な空間だからこそ、迅速かつ確実な作業が求められます。人々の暮らしに直接寄り添い、快適な住環境を自分の手で創り出していく。これもまた、建築塗装の大きな魅力の一つです。


未経験から「塗装のプロ」になるまでの3ステップ

「専門的で、自分にできるか不安…」と感じるかもしれません。でも、心配はいりません。どんなプロの職人も、最初は皆、未経験からのスタートです。信頼できる会社では、次のようなステップで、あなたを一人前の職人へと育ててくれます。


ステップ①:まずは「養生」と「洗浄」から。塗装で最も大事な下準備

驚くかもしれませんが、塗装の仕事は「塗る前の準備」が仕上がりの8割を決めると言われるほど重要です。そのため、未経験者が最初に覚えるのは、塗料を塗らない窓やドアなどをビニールで保護する「養生(ようじょう)」や、外壁の汚れを高圧洗浄機で洗い流す「洗浄」といった下準備の作業です。地道ですが、この基本を徹底することが、プロへの第一歩となります。


ステップ②:ローラーや刷毛を使って、実際に壁を塗ってみる

下準備の重要性を理解したら、いよいよ塗装作業に挑戦です。もちろん、いきなり難しい場所を任されることはありません。まずは先輩の指導のもと、広い壁面をローラーで塗ったり、簡単な部分を刷毛で塗ったりと、基本的な作業から経験していきます。「昨日より、今日の方がうまく塗れた!」そんな小さな成功体験の積み重ねが、あなたを大きく成長させてくれます。


ステップ③:国家資格「塗装技能士」を取得し、自分の価値を高める

日々の仕事に慣れてきたら、ぜひ国家資格である「塗装技能士」の取得を目指しましょう。これは、あなたの塗装技術を国が証明してくれる、権威ある資格です。資格があれば、お客様からの信頼も厚くなり、給与アップにも繋がります。多くの会社では、資格取得にかかる費用を負担してくれるなど、あなたのスキルアップを全力で応援してくれます。


この仕事でしか味わえない、3つの大きな「やりがい」

技術を身につけた先には、この仕事でしか感じることのできない、大きなやりがいが待っています。


やりがい①:古い建物が、自分の手で“美しく生まれ変わる”達成感

足場が外され、見違えるほど美しくなった建物の全貌が見えた時の感動は、言葉にできません。色褪せ、汚れていた建物が、まるで新築のように生まれ変わる。その劇的な変化を自分の手で生み出せる達成感は、塗装職人ならではの醍醐味です。


やりがい②:お客様からの「ありがとう」が直接聞ける喜び

工事が完了し、お客様に引き渡す際にいただく「わあ、綺麗になった!」「頼んでよかった、ありがとう」という感謝の言葉。お客様の笑顔を直接見られること、そして感謝の言葉を直接聞けることは、何よりの励みになります。


やりがい③:「塗装」という専門技術で、一生食べていける安心感

一度身につけた塗装の技術は、決してあなたを裏切りません。建物がある限り、塗装の仕事がなくなることはありません。景気の波にも左右されにくい、まさに「一生モノの技術」。この揺るぎない専門性が、あなたの人生に大きな安心感をもたらしてくれます。


まとめ:福岡で「建物を彩るプロフェッショナル」を目指しませんか?

写真提供:福岡市


建築塗装という仕事の奥深さと魅力、感じていただけたでしょうか。


もし、あなたがこの記事を読んで、「塗装の仕事、面白そうだな」「本物の技術を身につけてみたい」と感じてくれたなら。その第一歩を、私たち有限会社長谷建装で踏み出してみませんか?


私たちは、福岡市に拠点を置き、創業から50年以上、塗装・修繕工事一筋で技術を磨いてきました。その技術は、全国建築塗装技能競技大会での新人賞や、国土交通省からの青年優秀施工者顕彰といった、数々の栄誉ある賞によっても証明されています。


未経験からでも、全く問題ありません。私たちが半世紀かけて培ってきた“本物の技術”を、惜しみなくあなたに伝えます。必要なのは「やってみたい」という、その気持ちだけです。


あなたも、建物を彩り、人々の暮らしを守るプロフェッショナルの一員に。

まずは、気軽な面談から、あなたの想いを聞かせてください。


有限会社長谷建装の採用情報はこちら